< 特別編集版> 
 秋山忠夫&新オッズ研究会編著
プロローグ
 本書は、私が今まで本、雑誌、ホームページ、メルマガなどで発表した馬券コラムに書き下ろしの馬券コラムも加えて編集し一冊の小冊子としてまとめたものである。
そのため全体の分量の割には非常にないようが濃いものとなっており、通常の著書10冊分くらいのエッセンスが詰め込まれているといっても過言ではないだろう。
 「3連単魔法陣」が富士山の5合目だとすれば、本書は頂点をめざすアプローチを多数提供している。
 ハイキングと登山の違いと言えば解りやすいだろう。
 けれども本書で富士山の頂に経つことができたなら、きっと今度はエベレストを目差したくなることと思う。
 エベレストに昇ることは誰でも可能というわけではないが、オッズのエベレスト登頂に何度も成功している私がプロデュースした最新の武器とノウハウがあれば実現できる日はそう遠くないだろう。
 本書を読まれているすべての人が…」という甘いことは決して言わないが、すべて平等にその可能性を秘めていることは間違いない。
 それが誰なのかは、実は読者自身が決めることなのだ。

 私はオッズ研究を始めた当初、多くの読者同様一般の会社員をやっていたから、家に帰ると夜9時、10時は当たり前で、それからカップラーメンをすすりながら競馬ブックをめくって毎日深夜2時3時まで研究を続けた。
 早朝会議のある日は、2〜3時間しか睡眠を取らないこともあった。
 当時はパソコンもまだ普及していなかったから、電卓で必死に計算した。
 昼休みは会社のエクセル(ロータス1.2、3だったが)にこっそりとデータを打ち込んだ。馬券で始まり、馬券で暮れる、馬券漬けの毎日だった。
 そんな中で生まれたのが私がオッズ馬券術だ。
 私が書いたり、監修した市販の馬券本は40冊を超えているが、JRAにとっては読むに耐えないものが多い。
 しかし、まかりまちがってJRA騎手学校の図書室には私の著書が一冊だけ並んでいる。
これは騎手受講生と私だけが知っている面白い事実である。
 元祖プロレスにはヒーロー役と悪役があるが馬券本にもそれがある。
 ヒーロー馬券本の著書はテレビやラジオに出演して高額ギャラをもらい、JRAから接待されて毎週酒とバラの日々を送ることができる。
 しかし、馬券でいい思いをすることは生涯ない。
 逆に悪役馬券本の著書は馬券能力のあることが前提だが、馬券師として、覆面予想屋として一生喰っていくことができる。
 元祖プロレスと違うところはこれが主催者の演出ではないかということだ。
 K1、極真カラテ同様に斬るか斬られるか、波田陽区も真っ青な真剣勝負の世界なのである。
オッズ馬券の超入門馬券術
 オッズ馬券について、「3連単魔方陣」で初めて知ったという人は、オッズで的中馬券が予測できるという意味が分からないし、本当に当たるのか半信半疑なところがあるだろう。そこで、オッズを使った超やさしい馬券術を紹介しよう。これは1−3月期は使用できないが、9:00のオッズが取得できる4−12月期には活用できる。
 ここでは11月20日京都8Rを取り上げている。
 最初の表は スーパーオッズパーフェクトのものだが、9:00時点の単勝オッズ順にならべたものである。
 武豊騎乗の6枠12番が、1.2倍とダントツ人気で軸は不動という感じだが、2番人気以下の相手は大混戦ムードだ。
 しかし、単勝2番人気以下の馬連オッズをチェックすると面白いことが発見できる。
 単勝2番人気の2枠3番は馬連得票率では6番人気なのである。馬連得票率は競馬新聞の記者予想人気を比較的反映しているので、単勝2番人気になっているこの馬はオッズ馬券では要注意馬となる。
スーパーオッズパーフェクトの表では、簡単に馬連得票率を自動計算してくれるが生の馬連オッズを見ても、馬連人気が低いことは容易に分かる。
 結果は人気通り6枠12番の圧勝だったが、要注意馬の2枠3番は2着に食い込んだ。複勝でも570円つけているから、いかに人気がなかったかが分かるだろう。馬連は1350円、馬単1750円と1点勝負できる馬券としてはこれ以上ない美味しい配当だった
 もうひとつ、実に簡単な馬券術を紹介しよう。
 これはつい先日に行われた阪神11R鳴尾記念のオッズである。
 一番目に掲げたものは当日の9:30、二番目のは前日の9:30のものだ。前日のオッズによく注目してほしい。何と、複勝オッズ1・0の馬がいる。それも馬連や馬単オッズから、あるいは新聞の印からも人気薄のはずの2頭に、である。
 この2頭を軸にして総流しで3連復を買うというのが面白い。
 13頭立てなので、2頭軸の相手は11頭流しとなるが、11万円馬券になったから、笑いが止まらないレースだ。カンファーベストは前日9:30では単勝でも190円と超異常な人気をかぶっていたが、2着に食い込み、複勝でも410円をつけた。
 
 以上、紹介した馬券術はほんのとば口であり、このような簡単な方法でも馬券で勝つことができるという見本である。
 ただ、賢い読者なら気づいたことと思うが、通常の人が見る「オッズ」とは時間帯も観点も違うということだ。払戻金の予測がオッズだと思っている人が馬券ファンの99%以上を占めるのだが、実は一部のファンはこの「オッズ」のおかげで毎週美味しい馬券をゲットしているのだ。

私の馬券放浪時代
 ところで、私が負け組みから勝ち組みに移籍するきっかけになったのは6ヶ月ほどの地方競馬場での馬券放浪だった。今から20年以上も前のことになるが、つい最近のことのように覚えている。
 私は当時ある出来事を契機にそれまで勤めていた会社をスパッと潔く辞め、独立することを決意したのだが、その前に自分の身ひとつでどこまでやれるのか、自分を試してみたかったのだ。
 そしてそれは最初から6ヶ月と期限を定めたものではなく持金がショートしたら、すぐに元の生活に戻るという場当たりなものだった。
けれども当初の予想に反して、私は馬券で勝ち続けた。
 自分はまれに見える強運の持ち主なのだという考えもそれが一ヶ月以上続いた時にはすっかり消えていた。
 偶然ではなく必然で馬券に勝っている。そして生活している。紛れもなくそれを実感したのだ。
 その6ヶ月の私の馬券検討材料は主にパドック、場立ちの予想屋情報(買い目ではなく講釈からヒントを得た)、きゅう舎の人間関係(常連のじいさんから学んだ)、オッズの4つだった。
 けれども後半その比重はほとんどオッズに偏っていった。
 それが現在ではほぼ100%になっている。
 その当時、パソコンはまだ一般には普及していなかったし、会社のパソコンは性能は今考えると恐ろしく低いレベルのものだった。
 だから、手計算でオッズの分析をした。1レースに2時間を費やして、1日の分析が終わる頃には日が昇っていたこともしばしばだった。今はオッズパーフェクトという私の開発したソフトを使えば、2時間でやっていた計算をたったの3秒でやってくれる。本当に信じられない時代になったものだ。
 ちなみに私が6ヶ月で馬券放浪足を洗ったのは、資金がショートしたからではない。本業ビジネス独立にあたって資本を提供してくれる予定のパートナーによって私は強制的に東京に連れ戻され、肩まであった長い髪を七三に短く切られ、孫にも衣装の1着20万円バーバリースーツを着せられた馬券放浪者は有無もなく現実の社会に組み込まれたのだ。その後の経緯を書き記せば、単行本上下巻でも収まらないだろう紆余曲折を経て、私は電脳馬券師となっている

予想をしない予想、それがアキヤマ式オッズ分析.
 長年競馬に親しんできたベテラン馬券ファンも第一戦で活躍している競馬記者もみんな馬券で損をしています。そして馬券なんてそんなものだというのが世間の常識だ。
 しかし、常識で生きているだけでは、人生も競馬も美味しい思いはできない。そこで“超常識”という発想を馬券の世界に持ち込んだのがアキヤマ式オッズ分析だ。オッズ分析は世間的には一応「予想ジャンル」のカテゴリーに入っているが、厳密には予想ではない
 馬券でよく当たると言われる競馬評論家や競馬記者の予想に乗っかる。これは多くの人がやっていること。しかし、予想はあくまで予想であり、それを実際のところ、本人が買っているかは誰にもわからない。プロである以上、まったく分からなくても買い目は出さざるを得ない。しかし、自信のない予想の馬券など自分では買わないだろう。

 けれどもこの世には予想などしないでも高確率で的中している人間がいる。これがインサイダーと呼ばれる“うまや社会”サイドの人間だ。具体的に誰なのかは分からないが、おそらくJRAのOBや大手牧場関係者などだろう。 このインサイダーの買い目に乗っかって馬券を買うというのがアキヤマ式の基本コンセプトとなっている。
馬券で勝てる人間の(予想ではなく)買い目に、乗っかる、これこそが最強の馬券必勝法なのである。
馬券を買っている人の9割は損をしてる。
では残りの1割の人は儲けているのかというとそんなことはない。
残りの1割の人はほとんど収支トントンというところで、ほんの一握りの人が馬券で儲けているだけなだ。
だから統計からいえば「競馬なんかで儲かるわけがない」という世間の常識は正しいことになる。
しかし、世の中何事にも例外というものがある。
しかもこの「例外」は決して偶然ではなく、必然なのだ。
この法則を理解できる人だけが大多数の「凡人」の殻を破り、頭一つ抜け出すことができる。実はこれは競馬(馬券)でもビジネスでも同じ。
万馬券は偶然に、あるいは運良く(間違って)当たるというのが馬券ファン共通の認識だと思う。
あるいは「総流し」しなければ当たらないものだというのも共通の認識だろう。
けれども私は今まで万馬券を一点買いで数え切れないほど当てたことがある。
といっても、私は万馬券を今までに1点で5000円超買ったことはありません。ちなみに5000円買ったときは的中しているが。
たしかにギャンブラー魂には欠けると思う。これは否定しない。
しかし、これは頭で堅いといわれる単勝110円馬からの総流しに100万円注ぎ込む勇気と、たとえ100円でも万馬券を一点買いする“いさぎよさ”と読者はどちらに軍配を上げるだろうか。
迷うことなく前者だと言い切れる人は紛れもなくギャンブラーだろう。
彼が私の馬券術を実践すれば、いつか数百万円の払い戻しを受ける日が来ることでしょう。
しかし、ギャンブラーは、いつかはそれと同じだけ酷い目に合い、そしてどん底に落ちるまでギャンブルから離れることはできないのが宿命だ。
実際、この目で、馬主席の窓口で数百万円の馬券が買われ、紙くずのように消えた現場を目の辺りにしてきた。
あの頃のバブル紳士は何処に消えたのか。
馬券は誰でも買うことができる。一応20歳以上なら…。
野球少年が未来の松井やイチローをめざして、グラブやユニホームを買い、リトルリーグに参加するのと同じだ。
けれども甲子園に立てるのは1万人に1人。
そこからプロになれるのは100人に1人。
一軍で活躍できるのは、また100人に1人だけ。
馬券も同じこと。
誰が一攫千金を目指して馬券を買い、これで生活できたらどんなに幸せだろうと夢を見る。
しかし、ほとんどが負け組。
よくて仲良組(トントン組)だ。
仲良組に在籍するのは、勉強熱心で毎日「競馬ブック」や「四季報」と首っぴきな馬券ファンです。いわゆる競馬マニアというよりは馬券フリークという感じか。
あるいは生まれつき馬券に対して特異な馬券センスを持っている者です。これはある一時期だけこういう状態になる人もいる。
けれども勝ち組にはまだ加わることはできない。負け組と仲良組の差以上に、仲良組と勝ち組の差は大きい。
それは何故か。
…理由はとても簡単だ。
それは、本命サイドのレース、低配当のレースしかコンスタントに的中できないから。というよりは、そのノウハウを待たないからというのが正確かもしれない。

たとえば平均500円の枠連馬券を3点買いで50%の的中率を誇れる男Aがいたとしよう。
彼の回収率は何%でしょうか。
正解は約83%です。
<ちなみに世の中の○○指数とかいうもの、優良なものでもこの程度です。平均1000円の馬連を6点買いで50%の確率でゲットしても黒字にはならないのです。>

今度は、平均3000円の馬連馬券を5点買いで、20%の的中率を誇る男Bがいたとしよう。
彼の回収率は何%でだろうか。
正解は120%です。
仮にもAもBも月20万円馬券を買っているとしたら、年間でAは約21万円の損失、Bは48万円の利益を出していることになります。

この差はどこから来るのでしょう。
それはひとえに標的配当の差です。
もちろん理由はこれだけではないが、標的配当の差がもっとも重要な客観的要素だといえるでしょう。

 ここにある1日の馬券配当を1Rから最終Rまで並べてみた。
/31土曜日(2回中京3日目)
30分前の単勝人気1+4番人気 中京1R 馬連 6−8    920円
                中京2R 馬連13−18 10980円
         2+5番人気 中京3R 馬連 6−8   1060円
         1+4番人気 中京4R 馬連 9−16  1170円
                中京5R 馬連 3−14  2320円
                中京6R 馬連 5−14 17480円
                中京7R 馬連 8−13  4740円
         3+4番人気 中京8R 馬連 8−11  1200円
                中京9R 馬連 3−17  2390円
                中京10R馬連12−13  2560円
         1+4番人気 中京11R馬連 5−11  1170円
                中京12R馬連 1−4   8690円
 この日は得に大荒れという日ではないが、低配当も思ったよりは少ないということが分かってもらえるだろう。
 しかも、配当の低い5つのレース(1.3.4.8.11R)を掘り下げてチェックしてみると、単勝1.2.3番人気(発売30分前)のボックス(3点買い)で的中できるレースはひとつもないことが分かった。
 ちなみに、920円と配当のいちばん低かった1Rは1番人気と4番人気の組合わせだった。
つまり、1〜4番人気の4頭ボックスで買うと、このうち4レースで的中できる。
 しかし全レース6点買いすると7200円(1点100円)の投資金で、4レース的中合計配当金は、4460円になる。
レース単位の的中率30%でも回収率は62%にすぎない。
 けれども例えば中穴を狙い7R、10Rと同じく6点買いでゲットできたとしたら、的中率15%でも、払戻金は7300円なので、回収率は101%とわずかだが黒字回収になる。しかし、6点買いで7R4740円の配当は正攻法予想
においてめったに当たることはない。
 ただし、オッズ馬券術ならばこのゾーンを余裕で狙い打ちすることができる。
「狙い打ち」というのはどういうことかというと、人気薄から狙って好配当をゲットさせるということだ。
 たとえば単勝1番人気と単勝10番人気の組合わせで、万馬券になることがある。
この時、単勝1番人気から総流して連勝馬券を買うことは「狙い打ち」とは言わない。
単勝10番人気の馬から人気上位の数頭にぶつける買い方を「狙い打ち」と呼ぶのだ。
 つまり、万馬券を狙って獲る、ということが「狙い打ち」の最たるものだ。もちろん、これだけですぐに馬券生活には至ることはできないが、ここをクリアして初めて次のステージへと行けるということも事実だ。

馬連とワイドの素敵な関係〜中級者向けオッズ馬券術〜
 3連複、3連単が登場してから、かつて「よく当たる」ともてはやされたワイドはいつか引き出しの隅にでも置き忘れられて、今はほとんど積極的に買う人はいなくなってしまった。私も最近ほとんど買ったことはない(爆)。
 けれどもワイド馬券のオッズを見ることを欠かしたことは一日もない。
 何故なら、ワイド馬券のオッズには的中の情報が満載されているからだ。
 これも9:00のオッズが分かりやすい。1−3月期は9:30でも構わない。
 この馬券術には馬連の得票率とワイドの得票率を計算しておく必要があるが、手計算すると、1時間ほどかかるかもしれない。
 SOPがあれば、下のように全馬のオッズ得票率を3秒で計算してくれる。
 これは最近京都で行われたレース東山特別のオッズを馬連得票率の大きい順に並べたものだが、ワイドとずれている箇所を探すのがポイントだ。すると、3枠4番はワイドでは馬連上位の2枠3番を上回っていることが発見できる。単勝も上位と逆転しているので、馬単で狙うと、馬単4−7は5740円の好配当。狙い馬〜上位人気3頭への流しでこの高配当馬券をゲットすることができた。まさに馬連とワイドの素敵な関係であり、ワイドを分析して、馬単を当てるというスマートさに妙味とイキを感じてほしいと思う。

『スーパーオッズパーフェクト(SOP)』は高いか安いか
 私のプロデュースしたスーパーオッズパーフェクト(現在SOPver2が最近バージョン)は世間的な感覚から言えば明らかに効果な商品です。
けれども私が「タダ当然に安い!」と公言してはばからないのには客観的な理由があるのです。
 それはSOPを開発するのに8年もの歳月を費やし、人件費換算では1億円近い金額を投資しているからです。
 市販する商品であるならば、これは正当な投資ですが、宣伝など皆無に等しい小会社のネット販だけの商品としては明らかに採算を無視した暴拳であり、見えない赤字の穴埋めは、自らの馬券利益を補充して商品化したという実状がありました。
 そういう意味では、500円で売っても500万円で売っても同じことなのですが、SOPの力を信頼してもらえるバロメーターとしての価格設定にしてあります。
 ですから「高いと考える人」は、=「SOPを使いこなせない人」=「負け組」ということになります。
 実際、買ったその日に元を取ったという人が何人もいるのですから、運のいい人だけが勝利しているわけではないのです。
 逆に言うなら、SOPは「馬券を当てるのがうまい」と自負している人には不向きです。
 自分の予想やカンに自信のある人はSOPとケンカしてしまう可能性があるからです。
SOPは予想を競うソフトではありません。
 厩舎関係者などのインサイダー達が買った馬券をオッズ分析であぶり出し、それに乗っかることで馬券を的中させるという他力本願の発想に基づいています。
 馬券タレントのI・Sなど一部を別にすれば競馬評論家や予想記者で金持ちになったという人を見たことはありません。
 しかし、さほど勝鞍を上げていない厩舎スタッフの優雅な暮らしぶりは枚挙にいとまがありません。
 つまり、有益な情報が外部に流れることはほとんどないということなのです。
厩舎に十数年出入りしている予想記者ですら、ガセネタを山のように浴びているのですから、関係者と何の面識もない一般の馬券ファンがおいしい穴馬情報など得る機会は一生涯に一度たりともない、と断言していいでしょう。

 しかし、そんな閉鎖的な競馬会社の中で、唯一開かれた情報があります。
それが「オッズ」なのです。
 オッズは数字の羅列ですが、朝(もしくは前日)からレース発走直前まで刻々と変化する動きこそが値千金の勝ち馬情報となるのです。  
つまりオッズはそのままでは鉱山の鉄鉱石のように、ほとんどが不純物ですが、精製することにより、ダイヤモンドのような好配当馬券をゲットできるのです。
 私が馬券を買い始めたのはビギナーズラックで万馬券を当てたことがキッカケでした。
 しかし、それ以来数年間赤字街道をまっしぐらににまい進してきました。
 つまり、私は馬券の天才ではなかったのです。むしろ、劣等生だったのです。
 それが逆にオッズ研究家として馬券予想史に名を連ねる存在にまでなった事実を読者は客観的に受け止めて欲しいと思います。
 私をここまで押し上げたのは、毎週オッズの中から不思議なメッセージを送り続けたインサイダー達なのです。
 その意味では感謝しているというのが正直な気持ちです。
 真面目な馬券ファンにそんな話をすれば「そんな馬鹿な」といって笑い出すか「神聖な競馬を汚すのか」といって怒り出すか、といったところでしょうが、冷静に笑ってしまうことだけが共通したリアクションです。
 読者の中には、幸いにも真面目な馬券ファンはいないようですね?
 でもそれでいいのです。
 競馬はロマンだという言葉に踊らされて、毎週他人の持ち馬・管理馬に声援を送り、多くのお金を馬場やWINSに捨てている競馬ファンとは一線を画しましょう。
 馬券はいかに効果的に好配当を当てるのか、それに尽きるのです。
 私は馬券の天才ではなかったし、算数、数字も一番嫌いな学科だったのですが、いわゆる「間違いさがし」のようなパズルが得意でした。
時間帯の異なるオッズの変化を瞬時に見つける才能というかセンスだけは元々あったようです。
 それに毎週の訓練を重ねた結果、100通り程度のオッズならば数秒で異変を見つけることができる技術を身に付けました。

 このノウハウをプログラミングして誰でもオッズ分析を可能にしたのが前述したSOPです。
 したがってそのノウハウを特許料などに換算すれば、SOPは数億円の価値があるということです。
 もう誰にも売らなくていいのではないかとスタッフに言われますが、今まで40以上の単行本を支えてくれた読者に感謝の意味も込めてひそやかにHPのネット販売のみで提供しています。
 ただ一つだけ注意しておきますが、SOPはあくまでも道具です。
 使いこなせなければ何の役にも立ちません。
 それはフェラーリーという高級スポーツカーを一般の人が手にしても持てあますのと同じことです。
 乗りこなすためにはドライビシング訓練を受けなくてはなりませんが、SOPには「有効活用マニュアル(電子書籍)(指南書)」が段階別に用意されています。
有効活用マニュアルにかかれたテクニックを平日に学習し実践を行い、さらに学習・実践を繰り返し、SOPが手足となるまでに使いこなして下さい。

 なお、SOPを仕様するためにはAーPAT会員(JRAが年6回募集しこれに応募して当選して手続が完了すると会員になれる)であることと、PC(WindousXP)、インターネットのできる環境の3つが不可欠となっています。
 これからAーPAT会員になろうという人はまず先に有効活用マニュアルを読んで予習しておくというのも効果的です。
他の2つ、PCとインターネット環境はその気になれば今日にでも整います。
K電器、Bカメラ、Y電器、B電器、Yカメラなどに問い合わせれば親切に教えてくれることでしょう。
私がTV出 演できない理由
 実は以前CS系のケーブルTV局からある競馬企画番組に出演のオファーがあった。私は元来人前に出るのが好きなたちではないので、たいていの場合即座に断るのだが、その番組は知り合いが駆け出しレポーターをやっているということで、応援の意味でも出てやろうかという気分になった。
 その番組は基本的にはギャンブルの達人がゲスト(たいていはデビューしたてのアイドルとか歌手)と3本勝負をするというものだったから、私の楽勝は目に見えていたし、今まで出演した達人は私に比べると素人同然だった。
 私は当時競馬雑誌に連載コラムを書いていたし、単行本も何冊かはいつも書店に平積みされていたから、ケーブルTV史上ではかなりの有名人に入るらしかった。
しかし、この出演は直前になって番組打ち切りを理由にキャンセルとなった。
たしかに番組名は変わったが、同じようなスタイルで予想対決をしているのだから、私の出演がキャンセルされる理由は何もないのだ。
 後でスタッフ関係を問いつめて聞き出したところ、将来JRAのコマーシャルが取れなくなると困るからだという。

 つまり、私が出演するような番組はJRAにとって好ましくないと言うことである。
その番組の視聴率はおそらく0.1%もないだろうから、影響力など猫の爪ほどもないはずだ。
 けれどもその番組を別のマスコミが観ていて、大っぴらに世間に流布されることを怖れたのだろう。
そんな小さな番組ですらそういう実情なのだからグリーンチャンネルやメジャー局に間違って出演したら亜異変なことになるだろうと予想できる。
仮に私がゲスト出演して、オッズ馬券術のひとつも紹介したら、その翌週からオッズを取得しようとやっきらなった馬券ファンでオッズプリンターの周囲はパンク状態となるだろう。
 そして私の下には連日大小様々なマスコミが押し寄せて来るだろう。
そうなればオッズの研究どころではなくなってしまうし、私の予想した買い目はまったく間にオッズが急上昇するに違いない。
 その代わり、一時的にはベストセラー成金のようにふところが豊かになるかもしれないが、それで馬券生活もTHE ENDとなってしまうかもしれない。
私は公開予想や会員向け予想であっても、あくまで自分自身のためにオッズ馬券を格闘している。
 JRAとの戦いともいえるが、それ以上に自分自身との戦いである。
その戦略である高額配当金はあくまで勲章であり、トロフィーに過ぎない。
それよりも日々のプラス馬券の積み重ねこそがプロとしての証であり、誇りといってもいい。
 名前も知らない馬ばかりが走る真馬戦で勝負することもあるし、誰もが買わずにいられない名勝負のG气戟[スを見送ることもある。
「こんな旨味のないG1レースは見送りですね!」
いつかダ−ビーか有馬記念の当日にゲストで呼ばれたらこう言ってアナウンサーを絶句させるのが私のささやか楽しみである。
 
オッズは史上最強の金脈馬券」特別編集版
編著者   秋山忠夫&新オッズ研究会
企画制作   有限会社エターナル
発  行    アキヤマ式塾新オッズ研究会
東京都北区志茂2−36−6 岩井ビル301